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2009.09.03  ベンチャー企業であることの優位性って・・・?社内ルールの差


資本力や人材が充実している大企業

          VS

とりあえず、やる気とアイデアくらいしかないベンチャー企業

通常では、どう考えたってベンチャーが大企業にどう勝てる訳ありません。実際、勝てる場合は極めて少ないのが実情です。

では、ベンチャーである優位性はどこにあるのか?というのを考えた場合に、なによりも重要になってくるのが、「スピード!」です。

唯一、スピードだけが、ベンチャーが大企業に太刀打ちできる可能性のあるところです。

その原因は、主に2つ。

1 大企業は大きな組織であるが故に、たくさんのルールが存在する。ルールが多いが故に、それらをクリアしていくことに実質的に時間を消費する。

2 ベンチャー企業は一人が長時間働く事により、顧客対応力が必然的に高くなる。(たとえば、24時間担当が電話に出る。など)

まず、1についてですが、大きな組織であるということは、たくさんの人が在籍・介在しているという事であり、たくさんの人がいるなら、それに伴いルールが増えます。しかもそのルールは、一番信頼関係の低いレベルに合わせて設定されるので、信頼関係の高い人同士が仕事をする場合においては、ルールがあることが実質的に無駄になります。それに対し、ベンチャーは人数も少なく風通しも良いのが通常なので、情報の共有や意思決定のスピードが大企業に比べると必然的に早くなる傾向にあります。

次に、2についてですが、法律の問題もあるので、全員が管理職以上(たとえば全員役員)の場合には、労働基準法が適用されません。つまり、1日の労働時間が16時間、休みが1年に10回でも別に構わないわけです。こんな働き方をしていると、お客様が担当の携帯に電話すれば、ほぼ間違いなくつながるという状況になります。また、土日も稼働しているので、同じ7営業日後納品であっても、大企業より実質2日早い納品が可能となります。

と、ベンチャーの優位性と思われる部分を2つ抜粋しましたが、実際、これ以外には思いつきません。それどころか、冒頭にも記述しました通り、基本的な部分は何一つ優位性などありません。
それどころか、負けている事ばかりで、なによりも重要な資本力において、圧倒的な差がある場合が多く、いくつものベンチャー企業が設立されては消えていく運命に逆らえないのが実情です。

しかし、ベンチャー企業が提供する商品やサービスは、既存のものよりも顧客にとってコストパフォーマンスが高い場合が多い(でなければ、設立される意味がない)ので、たくさんのベンチャー企業が設立され、成長できる環境は、国の将来にとっても非常に有益だと思われます。

米国では、時価総額TOP100企業の内、半数くらいがここ10~20年くらいに設立されたベンチャー企業であるという話を聞いたことがあります。グーグルやMSなどはその代表ですね。日本もそのように、企業が活性化する環境を、今後も整備していく必要性を感じます。

MBAセミナーを開催しているから。という訳ではないですが、私も起業の相談などに応じることが良くあります。(頑張っている人は、応援したくなるたちなので・・・)基本的には大変な事が多いので、起業しないことをお勧めしたいのですが、それでも「やる」という方には、できる限りのご協力をさせていただいているつもりです。

ベンチャーには優位性なんてほとんどない。ということを理解した上で、起業される方がいらっしゃれば、ぜひ、お話を伺わせて下さい。全力で、起業しない方が良い理由を教えてあげますので。。。

それを踏まえた上で、起業されたいと言うのであれば、どうやって生き残り勝ち残っていくかについて、一緒に考えさせていただければと思っています。

Welcome to the JUNGLE

では、また。
not for sales Incorporated株式会社
西脇 建治

投稿者 not for sales (11:00) | PermaLink
この記事へのコメント

“ベンチャーの優位性と思われる部分を2つ抜粋しましたが、実際、これ以外には思いつきません”
とありますが、インターネットが普及し『スピード社会』と呼ばれる現代、個人的には、今の時代そこが一番重要視される部分だと思います。

勿論、いくら迅速な対応と、コストパフォーマンスがあったところで、クオリティの低いものを提供してしまえば意味のないことですが
もし、クオリティの面でも“資本力や人材が充実している大企業”に勝るとも劣らないものを提供できるとしたら・・・
これ以上の事はないように思われます。

ただし、この事を証明するには各クライアントから『きっかけ』をいただけなければ発揮する事が難しいのも事実。

『きっかけ』をどのようにいただくのか、そしてその『きっかけ』にどう取り組むべきかによって、生き残り勝ち残っていくか否かが、決定づけられていくのかも知れませんね。

>鈴蘭様

いつもコメントありがとうございます。
仕事はきっかけがあって生まれるものですよね。たしかに。そして、そのきっかけを作るのが営業マンと言われる立場の人の仕事なのかもしれません。

知名度もネットワークもないベンチャーはまず、きっかけの可能性をたくさんばら撒いてこないと、何も始まらないのも事実です。

数があれば、あとはタイミング。そして、成果があれば、次の仕事は貰ったようなものだ。

というのが理想ですね。

投稿者 鈴蘭 2009年09月04日 09:54
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